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ー外壁塗装の工程を紹介!業者選定から塗装作業まで一連の流れがわかるー

電話をかけている女性の写真
外壁の塗装を検討する場合には、どのような手順で進むのか理解しておくとスムーズです。塗装手順について、下記のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

 

「契約まではどのように進むの?」

「どこまで施工業者に任せられるの?」

 

この記事では、住宅メンテナンスのプロである「HANABIホーム」が、外壁塗装の一般的な流れについてわかりやすく解説します。新築の塗装メンテナンスを検討している方や、塗装の手順に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

外壁塗装の流れ【業者選定から塗装工程まで】

外壁は日々雨風にさらされ、キズやコケなどが生じるため定期的な外壁塗装が必要です。外壁の塗装は、どのような流れで行われるのでしょうか?ここでは、外壁メンテナンス専門の業者に依頼する場合の一般的な流れを紹介します。

 

1.施工業者の選定

外壁塗装は複雑な工程を伴うため、外壁メンテナンスの専門業者に依頼することをおすすめします。さまざまなサービスを展開する業者が存在するため、複数の業者に見積もりを依頼し、じっくりと選ぶことが大切です。特に春や秋の繁忙期には希望日に予約を取るのが難しいため、早めに予約することをおすすめします。

 

2.契約と打ち合わせ

施工業者が決まったら、契約を交わし打ち合わせを行います。打ち合わせでは、養生箇所や塗料の選定、足場工事の日程などを詳しく調整します。外壁の塗装に伴い、何か疑問がある場合には打ち合わせ時に相談しておきましょう。

 

3.高圧洗浄

塗装の工程が始まると、まず足場工事を行い、そのあとに高圧洗浄を実施します。外壁には長年の汚れやカビ、藻が付着しているため、塗装のムラを防ぐためにも高圧洗浄が重要です。

 

4.下地処理

高圧洗浄が終わると、下地処理を行います。塗装は直接塗るだけではなく、まず下地を整え、外壁に凹凸ができないようにします。平坦でない場合には、塗料が外壁へうまく浸透せずに、仕上がりが不自然になってしまうからです。

 

また劣化の状況によっては、樹脂系の目地重充填剤を施工する「コーキング補修」と呼ばれる工事も必要になります。コーキング補修とは、外壁の目地から古いコーキングを剥がし取り、新しいコーキングを注入する作業です。外壁の防水効果を復活させるうえで重要です。

 

5.中塗りと上塗り

下地処理が終わると、中塗りと上塗りを行います。この工程が終わると外壁の塗装は完成です。ただし乾燥させる時間が必要なため、引き渡しは数日後になります。

 

外壁塗装で重要な「養生」とは?

外壁の塗装には、意外と知られていない重要な注意点があります。それは「養生」です。養生とはどのタイミングで行われ、どのような作業を指すのでしょうか?ここでは、養生について紹介します。

 

養生とは

養生とは、外壁の塗装前に行い、塗料の飛び散りから建物や車などを保護するための作業です。

 

外壁の塗装では大量の塗料を使用するため、吹き付けによって細かな塗料が飛散しやすくなります。窓ガラスやエアコンの室外機だけでなく、隣の敷地にも塗料が飛び散る可能性があるため、養生によって保護すべき場所を覆う必要があります。

 

養生は近隣住民とのトラブルを防ぐためにも欠かせません。

 

養生工程中の注意点

外壁塗装は補修を含めて、乾燥工程もあるため約10日間程度施工が続くことがあります。この間、養生が施されたままとなるため、場所によっては窓を開けられないことがあります。

 

また、そのため近隣住宅に隣接する場所で養生を行う際は、事前に許可を得ておくと安心です。施工業者との打ち合わせ段階で、「近隣への施工の告知を誰がいつ行うのか」など細かく決めておきましょう。

 

外壁塗装中の注意点

養生中以外にも、塗料の臭いが家の中に入らないように窓を閉めておく必要があります。しかし、洗濯などのためにどうしても窓を開けなければならないタイミングもあるでしょう。

 

必要性が高い場合には、施工業者と相談すれば窓を開けてもらえる可能性があります。窓を開けられるかどうかについては、事前に相談しておくことをおすすめします。

 

外壁塗装の工程と季節の関係性

外壁塗装の工程は、下地から上塗りまで何度も塗装を重ねる必要があります。これらの工程は、塗料を自然乾燥させるため、乾燥作業を挟まないと適切に進行できません。扇風機などで無理やり乾かすことはせず、自然乾燥を待ちます。

 

そのため、外壁塗装の工程は季節に大きく影響されます。理由は以下のとおりです。

 

外壁塗装の施工は外気に影響を受ける

外壁塗装は塗料を乾かす必要があり、気温が低い冬季は乾きにくくなります。一般的に塗料が乾く気温は5℃以上とされており、最高気温が5℃以下となる地域では、塗料が乾かず施工が進みません。そのため、気温が低くなる傾向にある北海道や東北地方では、冬季の外壁塗装が難しく、施工を受けられないことがあります。

 

ベストタイミングは春と秋

外壁塗装は適温ではない冬に施工が難しいため、一般的には春と秋がベストシーズンとされています。春と秋は日照時間が十分で、気候も安定しているため、施工に適しています。

 

また温度が高い梅雨や夏の時期は、雨が多かったり気温が高すぎたりするため、冬と同様に避けるべき時期です。外壁の塗装を依頼する際には、施工しやすい春と秋に問い合わせると良いでしょう。

 

外壁塗装の工程を成功させるためのポイント

ここでは、外壁塗装の工程を成功させるために、施主が知っておくべきポイントを紹介します。

 

1.工程を把握しておく

外壁塗装の工程には、高圧洗浄や複数回の塗り工程など、基本的なルールがあります。このルールを守らない業者は、適切な塗り替えを行わず、金銭目的の悪質な行為を行っている可能性も…。

 

しかし、施主が適切な工程の知識を持っていれば、見積もりの段階で工程内容を詳しく質問でき、悪質な業者に依頼するリスクを減らせます。信頼できる施工業者を見きわめるためにも、外壁の塗装工程をしっかり把握しておきましょう。

 

2.工事期間を把握しておくこと

一戸建ての外壁塗装は、一般的に約10日前後かかりますが、住まいの大きさや気候によって変動します。また、外壁の塗装以外にコーキングの補修や屋根塗装も行う場合は、工期が延びることもあります。

 

工事期間は自分自身だけでなく、周囲にも影響を与えるため、適切に把握することが重要です。

 

まとめ

この記事では、外壁塗装の一般的な工程について紹介しました。外壁の塗装工程は、季節や工事内容によって期間が伸びることがあります。

 

また塗装工事は依頼者の生活環境や近隣住民に影響を及ぼすため、正確に理解し、安全に施工を完了させることが重要です。手順や使用する塗料についての質問があれば、遠慮なく当社までご相談ください。