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縁側を増築するときは
昔ながらの縁側がある家は、懐かしさを感じ、憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。現代の暮らしでは、遠くなってしまった縁側をもう一度取り入れたいと思う人もいます。
縁側は、屋外と屋内を繋ぐスペースであるとともに、コミュニケーションに適したスペースであるなど、単なる廊下としての存在以上の役割がある空間です。
かつて、縁側がある住宅を建設する人は減っていました。しかし、近年では縁側の魅力が見直され、再び縁側を設置したいと思う人も増えています。
そのようなとき、縁側をすでにある家に増築する方法があります。
今回は、縁側の種類や、増築するときの費用、注意したいことなどについて、わかりやすく紹介します。
縁側の種類
縁側は、家の周りから庭に向けて設置される板敷の通路で、屋外と屋内を繋ぐ役割もあります。
庭や屋外に出なくても、縁側にいることで日光に当たったり、庭の様子を見たりできるメリットがあるのです。また近隣の人を招くコミュニケーションのスペースとしての機能もあります。
さまざま役割を果たしてきた縁側は日本家屋には多い構造で、今でも縁側が残っている住宅もあります。
縁側には大きく分けて
・濡れ縁
・くれ縁
があります。
濡れ縁は、雨が降ると濡れる屋外にあります。
一方、くれ縁は屋内にあります。雨が降っても、雨戸を閉じて濡れることを防げます。くれ縁のなかでもスペースが広いものは、広縁といいます。
縁側を増築する費用
現代的な暮らしが便利だといっても、やはりかつての日本家屋にあった縁側を取り入れたいと思う人も多いのではないでしょうか。
では、すでにある建物に縁側を増築したいときには、どの程度の費用がかかるのでしょうか。
縁側を増設するときには、濡れ縁とくれ縁によって費用が異なります。ここでは、それぞれ増築したときの費用について紹介したいと思います。
濡れ縁の場合
濡れ縁は屋外に設置します。そのため、屋根を付けずに床だけを施工する場合には、費用を大きくかけずに縁側の増設が可能です。濡れ縁には、雨に濡れるというデメリットはあるものの、施工が比較的簡単であるというメリットがあります。
濡れ縁の増設にかかる費用は、1㎡で約1万21,000円から2万円程度が相場です。6畳の濡れ縁を増築する場合には、約13万円から15万円程度の費用が必要です。
ただし、建物や庭の状態、どのような木材を使うかによって、費用は異なります。予算や費用を考慮しながら、建物や庭のバランスに合った素材を選ぶようにしましょう。
くれ縁の場合
くれ縁は、屋内に設置するため、床や壁、建物の状態によって、費用が異なります。また、すでにある建物の状態によっては、くれ縁を増築できない場合もあります。
くれ縁の増築にかかる費用は、1㎡で約10万円程度です。6畳のくれ縁を増築する場合には、約80万円から100万程度の費用がかかります。
またくれ縁を増築するときにも、使う木材によって費用が異なります。
さらに、くれ縁を増築するために、間取りの変更や、床や壁のリフォームが必要な場合には、費用が追加されます。
注意したいこと
縁側を増築するときには、費用や縁側の種類以外にも注意したいポイントがあります。
ここからは
・スペース
・手続き
という注意したいポイントについて、詳しく解説します。
スペース
縁側を増築するときには、まずスペースが注意したいポイントの1つです。
縁側は、庭に張り出したスペースであるため、庭に十分なスペースが必要です。
庭に縁側を設置する十分なスペースがない場合には、屋内の間取りを変えたり、一部を撤去したりするなどして、縁側のスペースを作らなければなりません。
この場合には、縁側を作ると、居住スペースが狭くなります。
そのため、縁側を増築したいときには、屋外と屋内に十分なスペースがあるかを確認しましょう。また縁側を作るために、居住スペースを変える場合には、暮らしに適した設計にすることがポイントです。
申請などの手続き
縁側を増築するときには、必要な手続きを怠らないように注意しましょう。
縁側だけではなく、増築工事をするときには、建築確認申請が必要な場合があります。建築確認申請が必要かどうかは、自治体に確認できるほか、縁側の増築工事を依頼する業者に確認することもできます。
自治体によって、延床面積の算出方法に違いがあるため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
延床面積が10㎡を超える増築には、建築確認申請が必要です。自治体の算出方法に従って手続きするようにしましょう。必要な手続きをしないまま、増築してしまうと、建築基準法に違反する場合があります。
また延床面積が増えると、固定資産税などの税金が前年度より高くなる場合もあります。
縁側の増築を検討するときには
縁側を増築したいと思ったら、まず業者に相談することをおすすめします。
濡れ縁とくれ縁のどちらが建物とバランスが取れているかを相談しましょう。
特に、くれ縁を増築したい場合には、縁側を増築する建物の状態を診断してもらう必要があります。床や壁、建物の状態を専門家に診断してもらい、補修や補強が必要であればリフォームをしてから、縁側を増築することがポイントです。
また、縁側を増築するときには、どのような木材を選ぶかによって、費用や縁側の雰囲気が異なります。建物や庭とのバランスが取れた木材を選び、癒しやコミュニケーションの場にしましょう。
まとめ
今回は、縁側を増築するときに知っておきたいことをまとめて紹介しました。
縁側には、濡れ縁とくれ縁があり、どちらを増築するかによって、費用や施工内容が異なります。
そのため、縁側を増築するときには、どちらの縁側が建物や庭に合っているか、どのような木材を使うかなどを業者と相談しながら進めるようにしましょう。
また縁側を増築するときには、建物や庭の状態を確認し、縁側を増築できるスペースが十分であるか、業者に診断してもらうことも大切です。
縁側を増築するためにリフォームが必要な場合もあります。さらに、増築にあたって、建築確認申請など必要な手続きに抜けがないように注意しましょう。
日本家屋独特の癒しやコミュニケーションの場である縁側。
予算や建物の状態を考慮しながら、素敵な縁側を実現させるために、まず専門の業者に相談してみてはいかがでしょうか。
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